森がひかる時 ~4月~

4月も半ばを過ぎ、ここ雪国のブナ林はキラキラしはじめます。
大白川集落は魚沼市を流れる破間川の上流部、守門岳と浅草岳の麓に位置します。
浅草岳
この季節、冬ではお目に掛かれない快晴の青空に映える浅草岳の全景。
 4mを超える積雪で押され、斜面にあるブナの木もご覧のようにものすごい根曲がりが見られます。
根曲がりブナ
 雪解け水が集まり沢となって勢いよく流れます。
  雪解け沢 スノーウォーク 尾根筋
 この時期、表面の雪が解けて固くなるのでカンジキやスノーシューがなくとも楽に雪の上を歩けるのは春山ならではの楽しみです!
三寒四温とよく言いますが、この時期日中の最高気温が20℃を超え、夜中の最低気温は5℃を下回り、1日のうちの寒暖の差がとても大きいので、1日のうちに三寒二温があると言えるでしょうか?
日中雪の上を歩いていると汗をかいてしまうくらい熱くなりますので、着るものや水分補給には気をつけたいところです。
ユキノシタ
日当たりの良い尾根筋などでは解けた雪の下から、その名も“ユキノシタ”が愛らしく顔を出します。
 山菜も顔を出しはじめ、雪解けが終わる6月上旬頃まで楽しめるも嬉しい限り。
豪雪地帯の森が“ひかる時”、それは春の訪れの知らせです。
 ブナ林