2019年10月22日
【当日の様子】山暮らし体験ツアー~秋の巻~ 過去最多の20人越え、突然の雨、一体どうなるのか!
こんにちは!
魚沼市地域おこし協力隊の嶋田です。
やってきましたこの時が!
今回は、山暮らし体験ツアー~秋の巻~のご紹介です!
栗も、カボチャも、そしてもちろん新米も!
たくさんの作物が獲れるこの時期に開催された体験ツアー、その内容に迫ります!!
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- 稲刈り
魚沼市の福山新田地区で秋といえばそう、それは”稲刈りの時期”!福山の人はこの時期、晴れの日になると一斉に外へと繰り出し、稲刈りを行います。
そんな福山新田で行う体験ツアーですから、そりゃあ何と言っても稲刈りです!
コンバインという大きな機械で稲を刈るのですが、その際のポイントが一つ。
実は、コンバインを田んぼに入れる前に、田んぼの端っこの角にあたる部分をいくらか鎌を使って手刈りするんです。
こうすることで、コンバインが角で切り返して進行方向を変えることが容易になるから。
今の時代、手で田んぼの稲を全て刈る人はほとんどいませんが、このような場面で使われていたりするのでまだまだ鎌の需要は無くなりません。手刈りが終われば、次はもちろんコンバインの出番。
熟練の農家さんから操作方法を教わって、わっさわっさと刈っていきます。小学生の子もコンバインに初搭乗。
見事なハンドルさばきで、稲を次々と刈っていく!
子どもの方が思い切りがあって、結果的に上手くいくことってありますよね。
田んぼの近くには、生き物もたくさん生息しています。
都会ではあまり見られない生き物たちに、参加者の皆さんは興味津々。 - はざ下ろし、脱穀
稲刈りと同時に進めていったのが、こちらのはざ下ろしと脱穀。
刈った稲を吊るして天日干しすることで乾燥させるのが『はざ掛け』。
現代では乾燥機が普及しているためあまり用いられることはありませんが、伝統的な乾燥方法です。
そして、はざ掛けをして十分に乾燥させた稲を下ろすのが『はざ下ろし』、はざ下ろしした稲をお米の部分と藁(わら)の部分を分けるのが『脱穀』になります。
稲を下ろす人、脱穀をする機械まで運ぶ人、脱穀機に稲をかませる人と、分担して作業をしていただきました。
また、脱穀の際に大量に出てくる藁。
それを藁と藁で作った長い藁で一まとめにして、大きな藁にまとめます。こうしてできた大きな藁は保管しておいて、細かく刻んで畑の土にまいたり、火を点ける際に利用したりします。
あますところなく利用する、それが福山新田の田舎暮らしです。 - 夕食
一日目の農作業の工程は、これにて終了。
お風呂に入ってさっぱりした後は、夕食の時間です。
魚沼といえば、モツ焼き。
福山の白炭を使ってじっくり焼いたモツを召し上がっていただきます。普段は中々食べられないような料理もたくさんあって、豪華な夕食会となりました。
- 稲刈り
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