魚沼市は、面積の8割を森林が占めており、広大な森林資源を保有しています。森林面積の9割が薪や炭材の原料となる広葉樹林で、魚沼市ではこの森林資源を有効活用して、人々の生活や農業経営を含んだ温かな農山村の魅力を伝えていくことが求められています。
古くから人々は里山と共に生き、里山を活かす術を磨いてきました。その一つが「炭焼き」です。生業として伐採木(炭材)を活用して炭焼きが行われ、こうした人々の営みの結果、魚沼の里山の美しさは保たれてきました。
赤々と燃え立つ炭と向き合いながら、里山の持つ魅力を再発見し、存分に味わってください。
炭について
炭といっても白炭や黒炭など、種類がいくつかありそれぞれ特徴を持っています。
白炭は黒炭より着火は遅いが、一旦火がつくと高い燃焼率で多くの赤外線を放つため、料理人などに重宝されている炭です。 よく耳にする「備長炭」も白炭で、ウバメガシなどを利用しています。
また、みなさんが炭と聞いたとき想定する、ホームセンターなどでよく売っている炭の多くは黒炭です。暖房の燃料としてやバーベキューで使われているイメージがありますが、茶道で「お茶の湯炭」としても利用されています。
炭焼き体験イベント「魚沼!白炭塾」では、ナラやブナなどを利用して白炭づくりを行います。
「白炭」と「黒炭」の違い
比較項目 | 白炭 | 黒炭 |
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窯の温度 | 1,200~1,300℃ | 700~800℃ |
炭の取り出し | 熱せられ炎をあげている真っ赤な炭を窯から出して消します | 窯の中で火を消してから炭を出します |
生産サイクル | 毎日か1日おきに出炭できます | 10日位のサイクルで出炭します |
長所 |
・火力が強くて火持ちが長い ・堅くて型崩れしにくい |
・白炭より軟らかく火がつきやすい ・扱いが簡単で火力もそこそこある。 |
短所 | ・火がつきにくい |
・白炭に比べて火力が劣り、火持ちが短い ・柔らかく型崩れしやすい |
参考にこちらのページもご覧ください!
【白炭って何?】https://www.morihikari.jp/2017/05/30/905/
【黒炭って何?】https://www.morihikari.jp/2017/06/12/931/
はじめての白炭焼き体験
福山峠のふるさと広場では、炭焼き職人さんの指導のもと、子供から大人まで炭焼き体験を楽しめます。職人さんが丁寧に教えてくれるので、炭焼きを知らない人でも大丈夫!!
子供会や学校行事、家族旅行など様々なシーンで炭焼き体験を行ってみませんか。
少人数から団体様までご相談に応じますので、福山峠のふるさと広場までお問い合わせください。
魚沼!白炭塾
白炭塾は、炭焼きを通して里山の持つ魅力を再発見し、存分に味わっていただく体験プログラムです。
古くから伝わる炭焼き技術を名人と学び、里山と向き合います。
2023年 魚沼!白炭塾開催日
第1回 |
9月2日(日) 午前7時30分集合(午後12時終了予定) |
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第2回 |
10月22日(日) 午前7時30分集合(午後12時終了予定) |